ラベンダーのくるりん

「ラベンダーのくるりん」は3Dラウンドスタイルの絵本です。主人公はyoung boy、Guest作、6〜9歳向け — Doodara AI絵本メーカーで作成

Guest 作 · 3Dラウンド · 6〜9歳 · young boy · 8 ページ

cheerful, curious, gentle

自己表現の喜び

ヨナはラベンダーのティアラをきちんと頭にはめると、ポーチから一歩足を踏み出した。長いスカートが木のすのこをすりすりと鳴らし、飾り幕が春の陽射しの中でパタパタはためいている。彼はにっこり笑って、みんなでくるりんする準備万端だった。

向こうの芝生で、クラスの友だちが腕を組んでつーんとため息をついた。「男の子はドレス着ないよ」。ヨナの指先がスカートのはえりでぴくりと止まった。さっきまでの笑顔が、いつの間にか消えていた。

ヨナはふらふら揺れる息をひとつつかみ、ティアラをじっと見つめた。ガーデンパーティーの笑い声が、だんだん小さながたがた声に変わっていく。彼は指先をリボンの上にぎゅうっと押しつけて、自分を支えた。

ポーチの柵から足を下ろした瞬間、カカトがゆるんだレンガに引っかかった。スカートがふらりと揺れ、ティアラが斜めに傾く。ヨナはパッと元に戻して、また歩き始めた。

一歩、また一歩。すると、飾り幕から紙の花がぽそっとはがれて、ティアラのちょうど上にちょこんと乗った。パーティーの皆さんが振り返り、首をのばして、好奇心が波紋のように人々の中に広がっていく。

ヨナは両足をぐっと踏み込み、ラベンダーのスカートの裾をまるごとつかんで、くるりんと回った。生地は牡丹が一斉に咲き誇るみたいに大きくふわりと広がり、太陽の光と咲き誇る花の枝を、いちどもぎっしりつかんだ。

芝生中が、一拍だけ息をのんだ。そして、ぱたん、と拍手が湧き起こった。クラスの友だちのジュースが、草の上にカランと落ちた。小さな紙の花は、まだティアラの上にちょこんと乗っていて、ラベンダーの上できらきらと光っている。

ヨナはスカートの裾が足首にそっと落ち着いたのを感じると、ティアラに目を落とした。くすぶる拍手の合間を縫って、小さなきびしい「ありがとう」がにじみ出る。彼はにっこり笑って、縫い目ひとつひとつに誇りを携えて、パーティーの中へと歩いていった。

Doodara

ラベンダーのくるりん

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