りっくは公園の芝生に座っていた。黒い猫が近づいてきた。ニャーって鳴いた。
りっくおもちゃの飛行機を出した。猫がジャンプして爪でかすめた。風が顔を撫でる。
ボールを転がしたが、木の下に落ちた。高すぎて届かない。
猫と手をつなぎ、木に登った。枝を跳び越えてボールを取り返した。毛が頬に触れる。
草地を走った。太陽の熱が肌に伝わる。猫が尻尾を振って笑った。りっくも笑顔になった。
手を振って名前を聞いた。猫はニャー。りっくはとくし。笑いあう。
ふたり、芝生の上に座った。陽光が暖かく、風が木々の葉を揺らす。
猫が尻尾を巻き、りっくの肩にのった。ふたり、静かに夕焼けを見た。