たまごさんは、ぽかぽか日和の道をころころ転がって散歩中。
ふと目に入ったピンクのお花が、キラキラと陽の光を反射していた。
たまごさんはお花の前でぴたっと止まり、鼻先でお花のにおいをかぎ取った。
たまごさんがさらに転がっていくと、青い翅をひらひらさせるちょうちょが現れた。
たまごさんは思わずちょうちょを追いかけて森の中へと入っていく。
蝶が葉っぱの上にぴょんととまり、たまごさんも止まった。
森の奥へ進んでいくと、ふと足を止め、あたりを見回した。
木々がすべすべした苔に覆われ、道しるべはどこにもない。たまごさんはころりと横に転がり、困り果ててしまいました。
枝の上で小鳥さんがぴょこぴょこと羽をばたつかせ、たまごさんの方を向いた。
たまごさんはまるまるとお辞儀をして「ありがとう」と伝えた。
小鳥さんがうれしそうにチチッ!と鳴き、たまごさんはほっとした表情で道を進み始めた。
たまごさんはぽかぽかの道をころころとおうちへ帰っていった。
夕日が窓から差し込み、部屋がオレンジ色に染まっていた。
たまごさんは今日のおさんぽのことを思い出し、満足げにぴくっと動いた。