ちいさなひかり 三つ

「ちいさなひかり 三つ」は水彩スタイルの絵本です。主人公はkleiner Igel、Guest作、3〜5歳向け — Doodara AI絵本メーカーで作成

Guest 作 · 水彩 · 3〜5歳 · kleiner Igel · 12 ページ

helpful, gentle, curious

暗闇のなかの友情

ブナの森が、そっとうっすらめをとじている。森のはずれに、はっぱとこけでできたちいさなおうちが、三つ、すうすうとかがっている。ひかりが、やわらかく、やさしいむらさきいろにかわっていく。

フィプスが、ふしのうえをコロコロころがっていく――ぶつっ!ひかる貝が三つ、ぼうしんりのやわらかいひかりのなかで、ぽんぽんとときめいている。フィプスは、ぴたりと足をとめた。

そっと、ひとつの貝をひろいだす。ひつこのなかで、あったかくてくすぐい。ちいさな太陽のハートみたい。

フィプスは、てぃすりとつかっていった。貝は、そのすべで、やわらかくともし光っている。「あのうしろの、あのうさぎちゃんへ、ね」と、フィプスはかんがえる。

たかいけのなかで、うさぎちゃんがぶるぶるふるえている。フィプスは、かなをのばす。あったかなひかりが、うさぎちゃんのとがんだみを、そっととかしてあげる。

うさぎちゃんは、ひかりのにおいをくんくんする。まなざしが、ふっくら大きくなって――「おぉっ!」すーっ、とささやいて、ちいさなくちびるが、にやりとゆるんだ。

フィプスは、かけだした。ふたつめの貝が、ひつこのなかでドキドキとうっている。まえの、たかいけが、ゆらゆらゆれてくる。

かのこちゃんが、かげからにげだしていた――でも、ぴたりととまった。ひかりが、ちいさなつのきに、にこりをさしてあげる。かのこちゃんは、フィプスのあとをついてきた。

ぴかり。ぴかり。ぴかり。みっつの貝が、せーの、でおしゃべりしている。フィプスは、まばたきする。「あれ、なんか、ぶくぶくしてる?」

さいごのひかりが、みちのそばをさっと指して、ようこそと言っている。そこに、ちいさなくるまかいのいがいしが、を待っていた。

フィプスは、かなを、くるまかいのいのひつこのなかにおいた。三つのひかりが、いしょに、おうじろいろのみちを、えがいてくれる。

みんな、あったかなこけのなかにもぐりこんで、あったかに、くたえたい。森が、おおきく、きのみをこむ。ひかりが、そっとうたた寝をはじめていく。

Doodara

ちいさなひかり 三つ

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