ちいさなゆうしゃリコ

「ちいさなゆうしゃリコ」は水彩スタイルの絵本です。主人公はyoung boy、Guest作、3〜5歳向け — Doodara AI絵本メーカーで作成

Guest 作 · 水彩 · 3〜5歳 · young boy · 10 ページ

brave, cheerful, helpful

勇気がひとをまもる

ひかりが、レンガの壁を、こぼれます。ひろばは、すっかんむなし。ベンチの上には、ジュースパックが、ひとつだけ、いました。

リコが、パンチを、たたきます。ぶちゃっ!オレンジジュースが、こぶしから、ひとひらはねて、レンガの、にじみで、ながれていきます。

リコは、あしを、しずかに、しいて、また、パンチ。パンチ。パンチ。ジュースは、ゆっくりながれるオレンジの、かわのように、壁を、たどっています。

ふたりのこどもが、ちいさなほうを、いしがねの、まえに、おしのけました。クラッカーの箱が、ぱたりと、ちにはがらんで、こぼれました。

リコのこぶしが、はざんに、きまりました。ただ、たたずんで、こぶしを、にぎりしめています。

リコは、ふたつのこぶしを、まへに、あげました。「さがって。」と、いいました。

たかいほうのこが、ははは、と、わらって、すっと、しりずみした——でも、あしが、いしがねに、つまずいて、ばたん!と、ころびました。もうひとりのかたは、とびたいました。

リコは、ちいさなこどもの、そばに、かがみました。クラッカーの箱から、さいごのいちまいを、ひきだして、すすめました。

「パンチ、いっぽん。」リコが、いいました。ゆっくり、きれいに、ちいさいなみのように、みせてくれました。

やねのうえで、かぜが、ふくすきを、そっと、ひっぱっています。ひろばの壁では、オレンジの、にじみが、まだ、にこにこの、かおのように、みえていました。

Doodara

ちいさなゆうしゃリコ

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