つぶきちのめ

「つぶきちのめ」は水彩スタイルの絵本です。主人公は小さな種、Nori K作、3〜5歳向け — Doodara AI絵本メーカーで作成

Nori K 作 · 水彩 · 3〜5歳 · 小さな種 · 12 ページ

shy, brave, gentle

小さくても価値がある

つぶきちは地下でふるえていた。乾いた土がきしきし、はがみを折る音を立てた。でもつぶきちはあきらめなかった。

つぶきちは上へ、上へと押した。こくっ、こくっ。岩がふさがっていた。三度目に押すと、ごろごろと石が転がり、道が開いた。

つぶきちはついに地表に近づいた。緑の芽が出ていた。ぴょん、と小さなカエルが飛び乗り、「おお!」と目を丸くした。

つぶきちの葉っぱから一つ、雫が落ちた。カエルがぱくっと飲み込むと、「けろけろ!」と、元気いっぱいの声で鳴いた。

カエルはけろけろと元気よく跳んでいった。つぶきちは太陽の光をいっぱいに浴びて、そっと揺れた。

つぶきちは小さな植物になった。ねずみがやって来て、葉っぱをぱくりと齧った。つぶきちはびくっとした。

小さな鳥がつぶきちの上に止まり、きれいな声でさえずった。つぶきちの葉っぱがさらさらと鳴った。

そよ風がふくと、つぶきちの葉っぱがチクリチクリと鳴った。ねずみも鳥も、みんな耳をすました。

ねずみがふわりと飛び上がり、鳥が wing をはばたかせた。カエルもけろけろと戻ってきた。みんなつぶきちの周りで踊り出した。

ねずみも鳥もカエルも、つぶきちの周りでぐるぐる踊った。葉っぱがチクリチクリ、さらさらと歌った。

踊りもおわって、ねずみも鳥もカエルも、つぶきちのそばでやすんだ。つぶきちはひとりじゃないんだと思った。

つぶきちは大きな植物になった。ねずみも鳥もカエルも、その下でくつろいだ。つぶきちはそっと葉っぱを広げた。

Doodara

つぶきちのめ

Nori K