桜子は古びた神社の奥で、一つのものを見つけた。桜の枝のように細長い剣だ。静かな空気に、古き力が眠っているようだった。
桜子が剣に手を触れると、刀身が少し光った。彼女は剣を抜こうとした――。その瞬間、帝国中の桜が一度に咲き始めた。ピンクの花びらが空を埋め尽くし、舞い上がった。
风が優しく、一つの声を残した。「あなたが次の桜帝王です」桜子は剣を胸に抱き、桜の木々を見上げた。
目は見開き、唇が震えた。帝国中が桜に包まれ、世界が新しい朝を迎えているようだ。
「私が、この国を守る!」桜子は剣を高く振り上げた。花びらが虹色の光を放ち、空へ舞い散った。
剣が光るたび、彼女の足元にも小さな桜が咲き始めた。石畳の隙間から、淡いピンクの花弁が顔を出した。
突然、暗い雲が帝国を覆った。風が冷たくなり、桜の花びらが揺れ始めた。何かが近づいている。
桜子は剣を地面に突き刺し、両手で握った。花びらが盾のように広がった。暗い雲が迫ってくる。
剣から金色の光が差し、花びらが旋渦になった。雲が裂け、太陽が顔を見せた。
剣から金色の花びらが舞い落ちた。闇は去り、帝国は静かな春の光に包まれた。
桜子は剣を腰に下げ、桜の木々の間を歩いた。花びらが彼女の周りを踊った。
彼女は微笑み、次の日を待った。桜帝国は静かで、花びらが永遠に舞い続けるような空だった。